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Interview : ウルフルケイスケ

 −新しい自分を見つけるために今の自分をDestroy(壊し)て、そしてそれを難しい顔をせずにSmile(笑顔)で、前に進んで行く!−
 そうして生まれたウルフルズのギタリスト・ウルフルケイスケさんのソロ・ファースト・アルバムはジャンル、スタイル、年齢を越えたアーティストが参加した、その名の通り「Smile&Destroy」なものになっています。
 今回はウルフルケイスケさんにご自身の10代の頃のお話、アルバムについてのお話を聞かせて頂きました。

−学校生活はどうでした?
:学校生活はちゃんと送って、ものすっごい楽しかった。謳歌してた(笑)。それこそバンドをやって、友達と旅行行ったり、彼女が出来たり、体育祭、文化祭もちゃんとやってっていう典型的な高校生(笑)。僕ね、小学校も中学校もね、文化祭とか体育祭とかの学校行事を嫌がったり恥ずかしがったりせずにね、一生懸命楽しんだ方が良いな、と思ってたんですよ。「その時にしか出来ないことがあるんだろうな」とずっと思ってて・・・。それは今でも一緒かな。その時にしか出来ないことやその年齢でしか感じられないこととかあるからね、進んで体育祭の委員に立候補したり。大して真面目でもないのに(笑)。

−バンドをやることで学校外の人達とのつながりも広がっていきますよね。
:そう、世界を広げていくっていうのは今もそうなんですけどね。人に会うのとかを面倒くさがらないで、とりあえず行ってみよう、会ってみよう、試してみよう、っていうね。あんまり期待せずに、自分が楽しいから行ってみようってところから始まって良い出会いとか生まれたらラッキーって。昔からね、楽しい雰囲気の場とか楽しい人とか、そういうのがすっごい好きで。でも、そういうのって向こうから来るわけじゃないから自分から行って、面白くなければ違うところに行ってっていう。考えたりする前に向かっちゃう。感じるままに行って、行ってから考える(笑)。全然理論派じゃないんですよ。ははは(笑)。自分が楽しみたいんだけど、みんなも楽しんでくれなかったら楽しい場にはならないから、そうするための努力はするっていう。自分もみんなも楽しみたい。

−今回、これだけたくさんのアーティストと一緒にやるっていうのは大変じゃなかったですか?
:う〜ん、全部上手いこといったかな(笑)。アルバム自体はね、内容は本当にバラバラなんですよ。でも、バラバラでもそれが集まったときに熱持ってるなあ、っていう。今の自分の気分としては、そういう熱を持ってるな、っていう統一感の方が大切というか・・・。祭りですね。僕ね、神輿も担いでるんですよ。それも熱は一緒なんですよ。元々パンクが大好きで。The Clash、Sex Pistols、Ramonesとかね。いま僕が思うパンクっていうのは「気持ちがパンク」っていう。パンク・ロックやってるからパンクなんじゃなくて、神輿を担いでるおっちゃんでもパンクな人はおるし。それは、「ソウル」っていう言い方でも良いんですよ。

−初期衝動の熱さ、ってことですか?
:そう、だからね、自由に使える時間があるんなら、どんどんいろんなことをやった方が良いと思うんです。大体ね、やりたいことなんかすぐに見つからないんですよ(笑)。だからね、見つけようと焦って前に進めないより、とりあえずやってみよう、行ってみよう、とかね。それであかんかったら、やめたら良いし。今回のタイトルになってる「Smile&Destroy」ってのもね、前に進む為に今の自分に執着しないで、自分を壊して前へ前へ進んで行くのが良いかな、と。しかもスマイルしながら。「笑いながら自分を壊して前に進んで行こう」っていうね。

−今は、そういうことを伝えていきたい、っていう想いが強いですか?
:いや、やっぱりまずは自分が楽しめるか、っていうのが先かな・・・(笑)。自分がしっかりしてへんと、しっかりした気持ちやイメージを持ってないと周りの人に伝えられへん。何でも良い、ってよく言うんだけど、そう言えるのって自分があるからっていうかね。そこに自分があるなら、何でも良いんですよ。

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THE GO GO GO’S
「Smile & Destroy」
TACD-12 ¥2,500
TAISUKE RECORDS / Knowledge Alliance

URL http://ulfulkeisuke.com